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デンマークにとっての沖縄

デンマークにとって沖縄は、イギリス、アメリカに次ぐ世界有数のポーク缶マーケットであり、お得意様なのだ。ところでデンマークの人々は、ポーク缶をどのようにして食べているのだろうか。インターネットを使って、デンマーク在住の知人にリサーチしてみた。「ポークの缶詰?見たことないです」「はっ?でも、『チューリップ社』とかあるでしょう?」「うーん、聞いたことはあるけど……。牛肉も豚肉も鶏肉も食べるけど、缶詰のポークを食べた記憶はないです」デンマークではポーク缶の存在が知られていない?疑問符が頭に突き刺さったまま、さらにインターネットで調査を続けた。その結果、デンマークでは生鮮肉が豊富にあるので、わざわざ缶詰の肉を食べる習慣はない、つまり、ポーク缶はまったくの輸出仕様だと判明したのであった。デンマーク人は、ウチナーンチュがポーク缶をチャンプルーに使っていることなど知る由もないのだ。県内各地の惣菜屋さんをのぞいてみれば、必ずポークを使ったおかずを数種類発見できるはずだ。薄切りにして焼いただけのものから、スプーンでえぐって野菜炒めに混ぜてチャンプルーにしたもの、パソ粉で揚げたものなどいろいろだ。そして我が家では、カレーをつくるときに野菜類や生鮮豚肉とともにポークを入れる。生鮮肉を使わずに野菜とポークだけでつくることもある。これを手抜きといってはいけない。まぎれもなく沖縄オリジナルなのだから。文句あるか!

東南アジアのギャンブルの本場マカオ

世界中どこでもいろいろな種類の幸運の神様がいる。東南アジアのギャンブルの本場マカオにも「チョイスン」(財心)と呼ばれる中国伝来の幸運と運命の神様がいて、伝説によるとこの神様は気まぐれで、西洋の幸運の女神のようにその気になった時しか来てくれないのだ。だからその幸運の神、財心に来てもらおうと、マカオのギャンブラーたちはいろいろ縁起をかつぐ。縁起がよいとされるのは、?「フアッラー(ツキが回ってきた)」と広東語で言う。?カジノに行く途中で雨に降られたり、水を見たりする。?ベルトを裏返しにする。?歩く。?人力車に乗って同じ場所をぐるぐる回る。?タクシーに乗る。?ギャンブルテーブルの周りを歩き回る一等々である。反対に縁起が悪いのは、?ギャンブル中の人の頭や手に触れる。足を踏んだり、座っている人の椅子に足をかける。?ギャンブル中の人とお金の貸し借りをする。?本(「広東語で「負ける」と同音)を持つ。?頭を剃った坊さんや尼さんを見る。?ガラスに出会うーなどである。さてこうした縁起をかついで香港からフェリーで約1時間半のマカオへと渡る。行くなら平日がベストだ。週末はフェリーも混むしホテルの料金も高くなる。時間的に制約のある場合は、あらかじめチケットも買っておく。通貨は「パカダ」だが香港ドルでも通用する。パカダは海外では紙切れ同然なので、帰国前に必ず両替しておきたい。

禁煙なぞできぬ

禁煙なぞできぬ。考え抜いた私は、その家で、私が喫煙者であることを知っている唯一の人物である20歳の兄ちゃんに協力を依頼。私が太股をぴちぴちと叩く。それを合図に、彼がタバコを吸いながら私に近づき、新聞でふたりの顔を周囲から隠し、くわえていたタバコをひと口吸わせてくれるという涙ぐましい作戦をとった。これは一応成功を収めたが、ここまでせねば吸えないきびしい環境というのもモノ哀しい……。同じマレーシアでも、東マレーシア(ボルネオ)のコタキナバルはかなり都会で、フィリピン人が多いこともありイスラム色が弱い。おかげで楽に喫煙できた。要するに、いま、そこで吸うことが、周囲に対して挑戦的態度になってしまわないかどうかを推察してから事に及ぶよう心がける。この推察力こそが、旅先の喫煙マナーなのである。


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