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五感を使った学習

五感を使った学習のうち、「聞く」ことの効果について説明します。英語のリスニングなどは別として、他の学習に関しては、不当に「耳からの学習」というものが軽視されているように、私には思えてなりません。大学受験でも、CDなどの音声教材は、1社がほぼ独占しているような状態です。中学受験に至っては、音声教材がまったくないといっても過言ではありません。その理由として、「塾や予備校で授業を聴けばそれで十分だ」と考えるユーザー側と、「音声教材を大々的に出すと、生徒が教室に足を運んでくれなくなるかもしれない……」と恐れる塾や予備校の思惑が合致しているからではないかと思います。確かに、塾や予備校に通っていれば、授業や講座を受けることで、聴覚による情報収集ができます。しかし、それでも、「音声教材には、塾や予備校の授業とはまったく異なった大きな有用性がある」と信じています。

教材の収録範囲外から出題された

教材作成者は「教材の収録範囲外から出題されたので得点できなかった」という批判をおそれて、なるべく収録量の多い教材を編集しようとします。一方、子供や親は教材の完全習得をめざしますから、収録量の多い教材ではその達成が難しくなります。この矛盾を解決するのがここに紹介する方法で、「時間内に暗記が完了すればボーナスを出し、達成不能の場合はペナルティを課す」というシステムです。これは「タラタラやっていると結局自分が損をする=効率的に結果を出せば自分の得になる」という体験をとおして子供に正確性と効率の大切さを学ばせることが目的ですが、同時に勉強を管理する大人のストレスを軽減する効果もあります。是非実戦してみてください。

人の能力を勉強に利用する

人の能力を勉強に利用する話はすでにしましたが、それは相手が優れていることが前提になります。特定の優れた人とだけではなく、人間関係を勉強に利用できれば、さらに勉強がやりやすくなります。いうまでもなく、人は例外なくほかの人とのかかわりの中で生きています。人間関係は気楽なこともありますが、逆に気が疲れる場合もあります。しかし、その関係がどうであれ、人間関係から逃れることはできません。さまざまなタイプの人とうまくつきあうことに、勉強に生かせる要素が隠されています。もっといえば、つきあい上手は頭をよくするのです。一般には、頭がよいから人づきあいがうまいと思われています。しかし、逆の可能性のほうが高いものです。実際は、人は、人づきあいを通してさまざまなことを学び、頭がよくなるのです。


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